FX相場速報
週明け月曜日の相場は、日経平均が上昇したものの為替への影響は限定的でした。欧州タイムには、先々週末の米・雇用統計の発表から欧州勢はリスク選好となり、小幅ながらもドル全面安の展開となりました。尚、アメリカ時間はオバマ大統領の追加景気対策のインフラ計画に対するコメントもありましたが、アメリカ・カナダがレイバーデイの為に総じて小幅な値動きに終始しました。
火曜日は、ユーロが前日発表のドイツ銀行協会の新銀行規制(バーゼルV)実施に向けて同国内大手10行で資本追加が必要になるとの報道や、ノボトニー・オーストリア中銀総裁の出口戦略の遅延を匂わせるコメント、また米WSJ誌の欧州ストレステストに対する疑義的報道から、大きく値を下げる展開となりました。また、東京時間の日銀・豪中銀による政策金利発表はどちらとも金利据え置きとなり、また両銀とも今後の市況に対して弱気なコメントを発したこともあって円高が進行しました。
ベージュブックの発表を控える水曜日は、白川日銀総裁や野田財務大臣などの口先介入があったものの、当然のように市場は反応せず、円高を嫌気した株式市場が200円ほど下落した事もあり、株安・円高の流れでドル円は年初来安値の83.30円台まで下落する展開となりました。しかし、欧州・アメリカ時間には前日のユーロ急落の反動、日銀のレートチェックの噂やカナダ中銀の利上げ発表から、円は値を戻し円高一服となりました。そして翌3:00発表のベージュブックに関しては特に目新しい材料も無かったことから相場への影響は限定的となりました。
木曜日は朝方NZの第2四半期製造業売上高が予想を大きく上回る数字となったことからNZ円が対円で上昇また、他通貨もそれにつれる形で円独歩高となりました。その後には新成長戦略実現会議に対するマスコミ対応での白川日銀総裁と野田財務大臣のコメントの相違や、白川日銀総裁の円高容認とも取れる「円高も念頭において経済運営していく」といったコメントから円高は継続しました。その後、欧州・米国時間は英国BOEの金利政策発表等をこなし、米・新規失業保険申請件数・貿易収支の改善によって円高一服となりました。
週末金曜日は日経平均が堅調に推移したことから円安地合、また政府の緊急経済対策の内容から市場には介入警戒感が広がりました。その後も各国の株式市場が堅調だったことや、米長期金利の上昇、安全通貨のスイスフランの下落から1日を通じて底堅い動きとなり、引値ベースでは6日(月)以来の84円台回復となりました。
今週は各国の指標発表を多数控え、またスイス・ニュージーランドの政策金利発表などもあります。指標発表前後や要人発言には今週も注意が必要と思われます。
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